モデル材について
モデル材はAR-M2という3Dプリンタオリジナルの樹脂です。
アクリルに少量のウレタンを加えることで適度な靭性があり、適度な硬さと適度なしなやかさがあります。
スナップフィットはもちろん、薄肉筐体の勘合、後加工を行った際の割れの心配を低減します。
透明性のある樹脂なので、部品の組付けによる干渉はもちろん、内部を流れる部品まで目視で確認できます。
積層ピッチが細かいため、積層方向と垂直方向の強度にほとんど差がなく、大変扱いやすい樹脂特性です。
アクリルは本来吸水性が高く、変形しやすいのですが、AR-M2は吸水性が低く、薄肉の形状でも変形を最小限に抑えることが可能です。
多少のウレタンが加えてあるため、成形間もないころはウレタン特有の多少のべたつきがあります。時間とともに乾いて硬化しますが、製品を滑らせて使用するものなどは注意が必要です。